1年ほど前、突然車のドアミラーが動作しなくなりました。
激しい雨の夜、普段通りにアパートの駐車場に車を止め、ドアミラーをたたもうと思ってボタンを押しても無反応。なんじゃこりゃ?と思ってその日は放置。
もともと一時的な故障の多い車だったので、しばらく放置すれば機嫌を直してくれるかと思っていたのですが、一向に機嫌は直りません。仕方がないので、近所の車屋に持っていって見てもらいました。そしたら、そこの車屋ではわからないとのことで、メーカー送りに。メーカーで見てもらったら、ドアミラーの交換が必要とのことで、部品代が16万(片方の価格)!しかも、片方直しただけでは完全に治るかどうかはわからなくて、最大32万+工賃が必要と言われました。
ドアミラーに32万かぁ、と思いながら近所の車屋で相談していたら、「中古パーツを探してみる手もあります」と救いの声。中古パーツを探してもらうことで進めていたのですが・・・・半年たっても中古のドアミラーは出てきません。自分でオークションも探してみたのですが、これが見つからないのです。
で、最近、そろそろドアミラー探しにも諦めがついてきたので、車を買い替えることにしました。
さて、次の車を探し始めたのですが、嫁さんの一言で車種は即決。予算を決めて中古を探していると、よさげな車がありました。中古車屋とメールでやり取りして、現物確認へ。で、こちらも即決。その日に契約書を取り交わして、書類の準備に入りました。
お待たせしました。やっと本題です。
さて、車を購入するときに必要な車庫証明。特に面倒な書類が「所在図および配置図」。自宅の場所と駐車場の配置図を記載する書類です。仕事でもプライベートでも、すっかり手書きの文化が衰退してしまい、書類は基本的にパソコンで作成しています。
ということで、「所在図および配置図」をGIMPで作成してみました。ちなみにパソコンのOSはWin10で、GIMPの基本的な操作ができることを前提としています。
事前準備したもの
- 「所在図および配置図」のPDFファイル
管轄の警察のサイトからダウンロードしました。 - Snipping Tool
Win10に標準インストールされている範囲指定が可能なキャプチャソフト。CortanaにSnipping Toolと入力すると出てきます。 - GIMP
フリーの高機能画像作成ソフト。なお、こちらのサイト(http://links-creations.com/design/gimp-arrows/)を参考に矢印ブラシをセットアップしておきましょう。
所在図および配置図を作成する
- 所在図および配置図のPDFファイルをGIMPで開く
- 新規にレイヤーを作成する
- Mapion(http://www.mapion.co.jp/)にアクセスして自宅を検索
- 縮尺を100mくらいにする
- Snipping Toolを起動し、適当な大きさで自宅周辺の地図をキャプチャ
- 手順2で作成した新規レイヤーに自宅周辺の地図をペースト
- 自宅周辺の地図のサイズを適当に縮小
- レイヤーを固定し、自宅地図レイヤーを作成
- 自宅の位置を赤枠で囲って、矢印ブラシで自宅の場所を明示
- 新規にレイヤーを作成する
- Mapionで駐車場を検索
- 縮尺を最大にする
- Snipping Toolを起動し、適当な大きさで駐車場の地図をキャプチャ
- 手順9で作成した新規レイヤーに駐車場の地図をペースト
- レイヤーを固定し、駐車場レイヤーを作成
- 駐車位置を赤枠で囲って、場所を明示
- 駐車場のサイズをテキストで書き込み
- 周辺の道の幅などを矢印ブラシとテキストでコメント
こうやって手順に起こすとややこしそうですが、内容的にはシンプルです。簡単に言うと、所在図および配置図のPDFファイルをGIMPで開いて、Mapionから必要な地図をキャプチャして貼り付けるだけです。あとは、必要なコメントを入力するのですが、コメントの入れ方が分からない方は、ここは手書きでもいいと思います。
地図はGoogleマップを使おうとも思いましたが、色合いが淡かったり、拡大した際に地図上に影が表示されたりして、書類には向かないと思いました。という理由で、Mapionを活用しています。
一度電子ファイルで作ってしまえば、使いまわしができるので、車を買い替えるときも簡単です。まぁ、そんな頻繁に買い替えるものでもないですけどね。